知らず知らずのうちにしている「分間布白法」を更に深めよう!

書道・文字
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分間布白とは?

分間布白(ぶんかんふはく)とは簡単に言うと「間隔を揃えて字を書く方法」のことです。
シンプルなものだと「三」は同じ間隔で書くと整いますよね。
「それくらいなら知ってるよ」って内容かもしれませんが、何もかも等間隔に揃えればいいという訳ではありません。

「布」という字には「敷く」という意味もあります。なので「間を分けて白を敷く」といった訳が出来ますね。

分間布白を詳しく図解

集合体恐怖症の人ごめんなさい

「紫」はわかりやすく内側の空間が同じくらいになると綺麗に見える字です。
ここで〇を付けているポイントに注目してほしいんです。
文字の内側に付けてますよね?外側についてはだんだん空間が広くなっていて、分間布白になっていないと思います。
「此」の横に長く出ている部分や、「ヒ」の上部がその例で、〇よりも広くなっています。ここは間隔が揃っていないですね。でも文字全体を見たときにはバランスが取れて見えませんか?
つまり、あくまで揃えるのは内側なんです。

「糸」の「小」の部分も外側はだんだん広がっていて、〇の大きさより広いですよね。
でも「小」の内側に近い部分は他と同じくらいの広さになっていると思います。

「陽」は2色に分けて印を付けました。なぜかというと、部分によって広さが異なるからです。
例えば、水色の〇に合わせて赤色の〇の部分を広く書いたとします。すると間延びして不格好に見えるのではないでしょうか。
このように、文字によって揃える部分を考える必要があります。

「日」のように画数が少ない部分はやや広く、逆に画数の多い部分はやや狭くなるのが自然な仕上がりになりやすいかもしれませんね~。

「花」は画数が少なく、文字の内側と呼べる部分も少ないです。
それでも、草冠の下部と「化」の間の空間を同じくらいにすることで整って見えるでしょう。
どちらかが広かったり、狭かったりすると違和感を感じる原因になりやすいです。

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